現場用写真管理撮影手順(例)

写真管理については工区別、施工日別、施工班別等の定めはありません。あくまでも参考例として御使用ください。

鉄筋溶接継手工法 写真管理撮影例 (①溶接継手 現場施工編)

鉄筋溶接継手施工時の写真管理(例)を以下に記載します。

順番 電板配入例 説明
鉄筋溶接継手工法
溶接施工前
鉄筋端面処理状況
○○工区△△箇所
D-○○+D-○○
工場出荷での端面を基本と
しているが錆、泥、ペースト
除去を行なっている写真を
撮影すれば尚良い
鉄筋溶接継手工法
溶接施工前
治具取付状況
溶接個所が判るよう風景を
入れて撮影。
溶接施工前で治具をセット
した写真を撮影。
ルート間隔確認 溶接前の治具固定した写真。
ルートゲージを使用して
撮影する。
ルート間隔確認 ルートゲージ等を使用した
アップ写真
溶接状況 溶接作業中を撮影。
無風時でも突然の風を考慮
して風除け等を使用する。
溶接完了 溶接治具を外した後に全体
が判るよう撮影。
裏当て材 色別確認 確認プレートか裏当て材を
使用して裏面より焼色確認
の写真を撮影する。

鉄筋溶接継手工法 写真管理撮影例 (②超音波探傷試験UT 検査編)

品質管理例、写真管理(例)を以下に記載します。

参考文献
建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事 2018
日本鉄筋継手協会規格 JRJS0005
鉄筋溶接継手工法 標準仕様書

①検査レベルの明示

継手箇所の A 級継手性能の必要箇所か否かにより検査方法が異なります。

○日本鉄筋継手協会規格 JRJS0005 参照
※当工法は自主的に-24db と定めていますが上記を参照していただいても問題ありません。

②超音波探傷検査実施状況

現場での検査実施状況を記録します。

③検査会社、検査員、資格書No の明示

④検査報告書と合わせて管理

超音波探傷検査会社の報告書、自主管理表と併せて品質管理書類として御使用ください。

鉄筋溶接継手工法 写真管理撮影例 (③引張試験用テストピース抜き取り編)

引張試験等のテストピース抜き取り時に於ける写真管理例を以下に記載します。

順番 電板配入例 説明
抜き取り前状況
○○工区△△箇所
D-○○+D-○○
全体が判るよう撮影。
抜き取る試験片を明示し
ておけば良い。
抜き取り切断状況 冷間鋸筋切断機使用等。
切断機名称も記入してお
けば良い。
抜き取り完了 抜き取った箇所が判るよ
うに撮影。抜き取った試
験片も置いておけば尚良
い。
再溶接前溶接冶具固定状況 再溶接前の冶具固定した
写真。ルート間隔も撮影
すれば尚良い。
再溶接状況 再溶接作業中を撮影。
無風時でも突然の風を考
慮して風除け等を使用す
る。
再溶接完了 溶接治具を外した後に全
体が判るよう撮影。
抜き取った箇所を明示し
ておけば良い。

引張試験の試験報告書、自主管理表と併せて品質管理書類として御使用ください。

鉄筋溶接継手工法 写真管理撮影例 (④溶接継手作業完了時)

溶接作業完了後の写真管理(例)を以下に記載します。

黒板記入例
鉄筋溶接継手工法
溶接技能者資格確認
氏名 溶接 太郎
資格No A00100Z
施工日 年 月 日
全体で写真
溶接技能者、黒板、資格書
を共に撮影。
資格証をアップで撮影。
鉄筋溶接継手工法
溶接技能者資格確認
氏名 溶接 太郎
資格No A00100Z
テストピース
SD000 D-00+D-00 本
施工日 年 月 日
抜き取りをした場合は試験材と黒板で撮影。