溶接継手が生まれて30余年。様々な溶接継手が生まれて様々な現場で活躍してきました。そんな中で毎年のように出てくるのが「評定問題」です。
						温故知新
					かつて溶接継手は特殊な継手とされ、評定取得会社のみの施工とされていました。
					平成12年建設省告示1463号によりガス圧接継手同様に一般的な継手として利用できるようになりました。以後の評定は任意の評定として位置付けられるようになり、評定が無くとも一般的に現場施工できるようになりました。
					しかし、幾種類とある溶接継手は1つになることはありませんでした。そんな状況を鑑みて、建築基準法、法的位置づけ、継手の歴史等…継手に関するあらゆる情報を調べ、当協会は五年前に設立しました。ガス圧接同様、汎用性のある溶接継手を開発し、一人でも多くの溶接技術者の育成を目指して現在全国展開を行っております。
						
						凡事徹底
					当協会では全国の支所で毎年地方講習会を行なっており、講義(座学)、実技講習、更新試験、新規試験を行なっています。技術者同士、技術を見つめ、会話を通して仲を深めることで仲間意識が高まり、お互いの体験談を交わし、リスクを未然に防ぐことが可能となっております。また、ガス圧接同様に全国統一工法なので会員同士の応援体制が可能となり、大規模案件でも各地からの人材確保が行えるようになりました。
					溶接継手に悩まれている方はどうぞご相談ください。共に明るい未来を築いていきましょう!
					補助金制度を活用した2泊3日の資格講習会も予定しており、全国への拡充をさらに目指しております。もっと身近に感じて頂ける協会を目指して邁進していく所存でございます。
					貴方様の益々の発展を願いまして挨拶とさせていただきます。
						
					
						一般社団法人 鉄筋溶接継手協会
					代表理事 秋山 猛
					
						当協会では施工認定制度を採用しております。施工認定制度による管理を行なうことにより溶接技量の均一化、会員同士の情報共有が円滑に対応でき、現場でのストレスを極限にまで低下させることが可能となりました。
					また、当協会では施工認定店に対し以下の取り組みを行なっています。
						
						〇技術講習会の開催
					全国の各支所ごとに技術講習会を行なうことで継手に関する疑問点などの解消を図っています。参加していただくことにより溶接技量の向上と会員同士の親睦を深めることが可能となりました。
						〇情報誌を発行
					情勢の動きに対応した情報を迅速に各施工店に情報共有することが可能となっています。また、同封された機関誌による人材育成と組織強化に向けた取り組みも行います。
						〇未来に向けた取り組み
					個人では無理なことも組織であれば歴史も動かせると確信しています。各会員の声を集約して組織を最大に活用し、我々、家族、会社、地域、そして日本の未来のための取り組みを共に進めていきましょう。
						〇資格管理
					現在有効な資格者を記載しています。これは、資格証にあるQRコードから確認することも可能です。
有資格者一覧はこちらから
						〇新サービスの開発
					より溶接継手を使い易くするために様々な取り組みを行なっています。現在、溶接継手サイトを開発中です。
					
						学識経験者、検査及び試験会社、弁護士、設計監理者様による性能評価委員会を発足し、中立的な立場により継手性能評価を行っていただいています。様々な情報に捉われず、公平評価を行なうことで安全、安心な溶接継手を施工提供することが可能となっています。
					参考文献:
					〇2015年版建築物の構造関係技術基準解説書
					〇建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 2018
					〇鉄筋定着、継手指針 2007年版(土木学会)
					〇国土交通省(旧建設省)告示第1463号 平成12年5月
					〇各性能確認試験結果